2017年05月07日

燃費・初速チェック マルシン デリンジャー


恒例?の燃費・初速チェックをマルシン デリンジャー(バリュースペック版6mm)で実施してみました。
初の固定ガスガンでの計測ということにもなります。
一体どれほどの数値を出してくれるでしょうか。





マルシン デリンジャーはガスタンク内蔵型なので、まず本体の重量をそのまま量ります。

ガスなし弾なしの状態で216.4gでした。
サイズの割に重量感があるので思ったより軽い値だと感じました。





いつもはここからガスを満タンまで注入していたのですが、このデリンジャーの注入バルブは海外製ガスガンによくある無音タイプで
私が使い慣れてないこともあってどれほどガスが注入されているかを判断しづらく……
ですので今回は説明書に記載のある「5~10秒で満タン」を信じて10秒チャージしてみました。

注入量は1.2gでした。
……ですが、実はこの注入量での計測は失敗してしまいまして…
上下二連バレルの高さの違いや上と下のバレルから交互に発射する性質、再装填等に戸惑い、
弾速測定器内の跳弾を連発…





仕切りなおして計測するため再度ガス注入を行ったところ

今度は2.7gの注入量となりました。
1.2gから10発ほど撃った後の5秒ほどの追加注入でしたが、これだけ入るということは10秒チャージでの注入量は満タンではないということでしょうか。

(計測終了後に再度10秒チャージしたときは空の状態から3.6gガス注入できました。
同じ10秒チャージで1.2gと3.6gでは大きな違いですが、何の違いがこの差を生んだのでしょうか。
また限界まで注入するとどこまで入るのでしょうか。)





さてこれから再度実測です。
今回の計測値は今後比較データとして用いることがないと思いますし、
装弾数2発という性質のため今までとは違う手順で計測します。
ガスタンク内蔵型のためタンクの表面温度を計ることができないので、室温は調節せず、25℃の状態で計測。
一発ごとの発射間隔を20秒空けて、2発撃ったら再装填という手順を繰り返します。(1回目失敗したときは15秒でやりましたが、装填で焦ってあたふたしました笑)
初弾(奇数弾)は上のバレルから、次弾(偶数弾)は下のバレルからの発射です。


いつものようにまとめると…
室温25℃
マルイ 0.2gバイオBB弾(今回からG&G製からマルイ製に変更です。)
フジカンパニー HFC134aガス
ホップ状態 固定(強ホップ)
発射間隔は20秒に1発
20発発射後のインターバルは2分





それでは計測結果です。



固定ガスということもあり一発平均0.05g程のガス消費とかなり燃費が良いという結果になりました。
短いバレルながら初速も思いのほか高く、60m/s弱を安定して出していました。

興味深いのは上と下のバレルで明らかに初速に差があることです。
心なしか、下段の発射の方が発射音が大きい気がしました。
私の個体特有のものなのか、元々そういう仕様なのかは不明ですが…
外で実射してみると上下のバレルでホップのかかりに大きな違いは見られず、どちらも8割がたは強ホップという感じでした。
ですのでホップのかかり具合による初速差というわけでもないようです。

20発のセットの中で尻上がりに初速が上がっているのはグリップ(ガスタンク)を手で握っていたためでしょうか。
1セットで6分ほど握っていることになるので。




マルシン デリンジャーは4000円弱というお手頃な価格でとても遊べる一丁ですね。
慣れていない操作系を動かすだけでも楽しみがあります。
8mm版をカート化すると更に楽しみが広がるのでしょうね。



新たにデリンジャー用カイデックスホルスターを一つ製作しましたので欲しい方がいましたら是非ご入札下さい。
その他カイデックスホルスターをいくつか出品しています。興味がございましたらご覧ください。






  
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 14:14Comments(0)燃費・初速チェックマルシンデリンジャー

2017年05月01日

デリンジャー用カイデックスホルスター!

最近はこんなものを作っていました。





マルシン製デリンジャー用のIWBホルスターです。

マルイ製ハンドガンを中心にカイデックスホルスターの対応機種を増やしていくつもりですが、
ちょっとだけマルシンに浮気してしまいました(笑)






私はコンパクトなモノや身に付けられるモノ、持ち運べるモノが好きで、
デリンジャーもいつかホルスターを作ってみたいと思っていた機種の一つでした。

モノを小さく作る過程で必要になる「無駄の排除」や「機能の取捨選択」が
そのモノを洗練させていくような感じがして、何か惹かれるものを感じてしまうんです。

…余談ですが、左側のグリップスクリューはダミーだったんですね。
分解してみようと「かってーなこのネジ」と思いながらドライバーを無理に回したらメリッとナメってしまいました(笑)





通常のハンドガン+ホルスターと比較。親子のようなサイズ感です。

普段ホルスターを身に付けている所へデリンジャー用ホルスターを装着すると
何も付けていないかのような錯覚すら覚えます。
自宅コンシールドキャリアーなのでホルスターを付けてることを忘れてふら~っとコンビニにでも行かないよう注意しないとなりません。
エアガンを身に付けて出歩いて警察のお世話に…なんてことには絶対になりたくないです(笑)





実際に装着してみると…


短く丸いグリップのおかげで難なくコンシールドすることができます。
ベルトクリップの取り付け位置を高くすることで(ライドハイトの変更で)更に秘匿性を高めることも出来ますが、
デリンジャーであっても素早いドローがしてみたかったのでこの高さにしました。
「ホルスターに収まった状態で完全なファイアリンググリップを形成できる」という点は
米国のインストラクターの方も重要視していることが多く、私もそれに倣いました。
個人的にもライドハイトが高いほうが使い心地が良いので、いつもこの点注意してホルスターを製作しています。
ライドハイトの高低は秘匿性や快適性、ドロースピードのトレードオフでもあるので一概にこれがベストだとも言えませんが…






こちらは試作品です。
ごく普通のハンドガン用カイデックスホルスターはトリガーガードを「引っかかり」にして抜き差しのテンションを掛けることが多く、
またトリガーガードは抜き差しのテンションを調節するためのネジを仕込むのに格好のポイントでもあるのですが、
デリンジャーにはそのトリガーガードがありません。
ですのでテンション調節ネジに頼らないセッティングを試行錯誤しました。
ホルスターをキツく作るのは簡単ですが、あまりキツイとドローしづらいですし、エアガンにも傷をつけやすくなってしまいます。
ホルスターにデリンジャーを収めたときに「カコッ」と鳴り、逆さにして振っても落ちず、かつキツすぎないセッティングに仕上がったと思います。




マルシン デリンジャーですがバリュースペック 6mm シルバーモデルを買いました。
8mmは兵站を圧迫しそうですし(笑)、実射性能も6mmの方が良さそうだったので。
初速はまだ計測していないのですが、庭で撃ってみると予想よりも勢い良く弾が飛んで驚きでした。
レビューをいくつか見てみると弱ホップという記述が多かったのですが、
私の個体は天高く舞う鬼ホップな仕様でした(笑)
0.25g弾の方が良いかもしれませんね。







通常のブラックとクリプテック ネプチューン柄のデリンジャー用ホルスターをヤフオクに出品しましたので、
興味がございましたら是非!










マルシン チーフスのカイデックスホルスターも作りたくなってきた今日このごろです。
ほしい物のリストは増えていく一方で減ることを知りません(笑)  
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)ホルスターマルシンデリンジャー

2017年04月08日

ハイキャパE、XDM、HK45用IWBホルスター


IWBホルスター3つをヤフオクに出品しました。
左からマルイ ハイキャパE用、マルイ XDM-40用、マルイ HK45用になります。


マルイXDM用とマルイHK45用には小改良を加えていて・・・

この二機種はスライドに傾斜があるので、普通にベルトクリップを取り付けるとこのように隙間があいてしまいます。
私物のホルスターでは、この隙間があるからといってドローの際にホルスターごと銃を抜くということは一度も起きていないのですが、
それは「私のベルトとホルスターのベルトクリップの相性が良かっただけ」という可能性も考えられます。





ですので、このようにベルトクリップとホルスターの間にパーツを噛ませて隙間をなくしました。
余程薄いベルトでないかぎり、これでホルスターごと銃を抜くことは起こりえないはずです。




しかしそのXDM用とHK45用なのですが・・・


カーボン調のカイデックスシートの裏面に初期傷があるため1円スタートで出品しました。
指でなぞってもわからない傷なので実際の使用には一切問題ございません。
ご了承頂けましたら是非ご入札下さい。





他にもカイデックスホルスターを出品しているので宜しければご覧ください。









また
マルイ M&P9、Vカスタム
マルイ XDM40
マルイ HK45
マルイ USPコンパクト
マルイ ハイキャパE
のAIWB、IWBホルスターのカスタムオーダーも承っています。
興味がございましたら「オーナーへメッセージを送る」機能やコメント欄から何なりとご質問、ご依頼下さいませ。
  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:00Comments(0)ホルスターIWBホルスター

2017年03月31日

検証 ガスルートシールパッキン・エアロ その2


前回に引き続き、ライラクスの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」の効果を検証していきたいと思います。

今回の対象機種はM&P9とHK45です。
前回のMEUでは効果があるんだかないんだかよくわからない結果になりましたが、今回の2機種ではどうなるでしょうか。

測定環境等は前回同様です。
なるべく毎回同じ環境を用意し、パーツの組み込みのビフォアとアフターで初速や燃費がどう変化するのかを見ます。



しかし今回途中でガスを切らしてしまいまして・・・

こちらはHK45の空のマガジン重量なのですが、20gしか注入できず・・・


いつも「ガスが吹き戻すまで注入」を測定のスタートラインに設定していたのですが、それが出来ませんでした。
ガス残量の多い少ないは最高初速や初速の下がり方に影響が出るということが今までの計測でわかっているので、
このままではデータとして信憑性が低くなってしまいます。


でも折角注入したガスが勿体無いのでこのまま検証は続行したい・・・


ということで、比較対象となるHK45の検証データの2セット目

ガス残量19.4gを今回のスタート地点にすることにしました。




過去の計測で私のHK45のガス消費量は1発あたり0.16gだということがわかっているので
残量20gの状態から4発ほど空撃ちして・・・(空撃ちは燃費が良いことも考慮しつつ)

残量を19.4gに揃えました。


今までは大雑把に「満タンまで注入」だったので、どちらかと言えばこちらの残量をしっかり揃えたほうが
精度の良いデータになるはずです。
今後もこの方法の方が良いかもしれません。



M&Pの方はガス注入が済んでいるので計測開始です。
いつもはガスが尽きるまで計測していたのですが、今回は時間の関係上それぞれ3セット60発ずつの計測になります。




結果がこちらです。
まずM&P




そしてHK45




明暗がわかれる?結果となりました。
HK45は特に変化は見られず・・・現状維持ですが「明」です(笑)


「暗」のM&Pですが、見ての通り初速、燃費共に落ちています。
しかしこれは私のM&P(もしくはそのマガジン)とこのガスルートシールパッキンの相性が悪かっただけか、
私の組み付けが悪かっただけかもしれません。
MEUとHK45でそうだったように、本来あまり変化が見られないパーツなのではという気がします。




前回、そして今回とあまり良い変化が見られない結果になりました。
そもそもどうしてこのパーツに興味が湧いたかというと、
YouTubeで海外の方がこのパーツによって初速を向上させている動画を見たためでした。
海外はフロンとは別のより高圧なガスを使用しているのでその違いがあるのかもしれません。
ですので夏の熱い時期に、室温が高く一定な状態を狙って再度検証してみようかと考えています。


それではまた!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)カスタムパーツ

2017年03月18日

検証 ガスルートシールパッキン・エアロ

今回はカスタムパーツの性能を検証していこうと思います。
対象はライラクスの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」です。
このパーツを組み込むことで初速や燃費にどのような影響を及ぼすでしょうか。


見た目はこのようになっています。
マルイのパーツリストでは「マガジンガスケット」と記載されてるパーツですね。






断面図を見てみると内部の角が取られて滑らかになっているようですね。
ワイドユースと銘打たれている通り多機種に使えるそうです。





パッケージ裏には何やら長文が・・・

よくわかりませんが実測して初速や燃費が向上するならヨシ!です(笑)





パッケージには親切に写真付きで組み込み方法が書いてあります。

安全のため組み込み前にはマガジン内のガスが空になっていることを確認しましょう。






組み込むとこんな感じに。
今回はMEUでの検証ですが、後日M&P、HK45でも検証予定です。





検証方法はいつも通りで、基準となるデータとほぼ同条件でテストして
パーツの組み込みの有る無しでどれほど結果に差がでるかを見ていきます。
基準となるデータは前回と同様でこちらです。

室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適正ホップ
発射間隔は約2秒
各セットごとに20分ほどのインターバルを開けて計測したものになります。




そして今回のパーツ組み込み後の結果がこちらになります。
諸事情で2回計測しました。


実は一回目第3セットの計測後に弾速計の電池切れでデータが消失・・・記録することができませんでした。
日を改めて計測しなおしたのが「その2」のデータです。




1セット目を比較すると、パーツ組み込み後は2回の計測とも組み込み前より平均初速で僅かに劣っています。
しかしこれは基準データの方がマガジン表面温度が高かったためとも考えられます。
毎度エアコンで室温を23℃に保ち、極力マガジンに触れずに計測作業をしていますが、
マガジン表面温度をいつも一定に保つのがなかなか難しいです・・・
過去のMEUの計測では1セット目はだいたい66m/sほどの平均初速に収まっているので
パーツ組み込みによる僅かな平均初速の低下はただの測定誤差の範囲内かもしれません。
(過去の「3分1セットの計測」と今回の「20分1セットの計測」は1セット目はほぼ同条件での計測なので数値を参考にできます。)


2セット目、3セット目の比較では初速に上昇が見られました。
1セット目では僅かに下がった初速でしたが、2セット目以降では上昇に転じるというのはどういうことなんでしょう?
このパーツに初速をアップさせる効果があるなら、1セット目からその効果が確認できるはずだという気がしてなりません。
これも単なる測定誤差の範囲なのか・・・私にはよくわかりません(笑)


燃費ですが、2セット目以降では数値的に悪化していますね。
このガスケットのガス放出口とMEUのシリンダーのガス導入口の間のクリアランスが狭まり
燃費が向上する・・・というのを密かに期待していましたが(笑)





2セット目以降は初速の上昇が見られましたが・・・どうしても懐疑的な目で見てしまいます(笑)
・・・しかしブラックバルブやミラクルアウトプットバルブを検証したときもそうでしたが、
わかりやすい変化というものはなかなか見られないものですね。
ガスガンというものの性質上、どうしても温度に影響されるので
測定誤差なのか変化なのかわかりくいというのもあります。
室温を一定に保ち、マガジン表面温度も計り、なるべく条件を一定にして測定してはいますが・・・
室温が高いほうが効果、変化がわかりやすくなったりするんでしょうか?
これも検証してみたいですね。



次回はM&PとHK45でガスルートシールパッキン・エアロを再度検証していきたいと思います。
機種が変われば結果も異なるかもしれません。
それではまた!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:00Comments(0)カスタムパーツ

2017年03月03日

発射間隔と初速と燃費

前回の検証「連射時の初速と燃費の影響」で連射時に燃費が大幅に悪化する結果となりましたが、
発射速度をいつもより遅くした場合はどういう結果になるのか検証してみました。


比較対象は「ガスは満タンまで注入するべきか その2」で得たデータで、
使用機種はマルイM&PとMEU
室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適正ホップ
発射間隔は約2秒
各セットごとに20分ほどのインターバルを開けて計測したものになります。


今回はこれを発射間隔4秒とし、初速や燃費を計測していきます。
単純に発射速度を1/2にしたことになります。
連射して燃費が落ちるなら、ゆっくり撃てば燃費が良さそうですが・・・




室温等各条件はほぼそのままです。
上の画像が発射間隔2秒、下の画像が今回の発射間隔4秒のものになります。
まずはMEU






続いてM&P






まずMEUですが、「発射間隔4秒」の最初の1発で盛大に生ガスが出ました。
そのせいか初速62とだいぶ低い数値が出ています。(20発目でも初速は66を維持しているのでかなり低い数値だということがわかります)
燃費は2秒と4秒でほぼ変わらず、全体的に4秒側の方が平均初速が高めに出ていますが、
2セット目はなぜか平均プラス2m/sと大幅増しています。
この上昇はなんなんでしょうか。私にはよくわかりません(笑)
M&Pも全体的に平均初速が微増していますが、燃費に大きな変化は見られませんでした。




今回の検証では2秒間隔より4秒間隔のほうが平均初速が僅かに高く出ましたが、燃費は特に変化しませんでした。
しかし「初速が高めに出た」というより「初速が下がりにくかった」という意味での平均初速の微増ですね。

マガジン表面温度を一定に保つのが難しいため参考程度にしかなりませんが、
2秒間隔より4秒間隔のほうがマガジンが冷えにくいという結果になっています。
初速が僅かに高めに出たのはこの温度の差なのでしょうか。
それともガスの気化時間に関係するものなのでしょうか。
私にはサッパリです(笑)


余談ですが
今回の検証手順は「ガスは満タンまで注入するべきか」と発射間隔以外同じなので
結果も「ガス残量が減っている状態のほうが最高初速が増す」という同じものになっていますね。




次回はLAYLAXの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」の検証をしてみたいと思います。
「本当に効果あるの?」と疑りながら買ったパーツなので(笑)私自身どういう結果になるのか楽しみです。
興味がございましたらお付き合い下さいませ。
それでは!  
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:00Comments(0)燃費・初速チェック

2017年02月18日

連射時の初速と燃費の影響


今回はGBBハンドガンを連射したときの初速や燃費の変化を見ていこうと思います。
普段の計測では2秒間隔というゆったりした発射ペースで弾速測定を行っていますが、
このペースを変化させた場合どのような影響があるでしょうか。



比較対象とするのはこちらの

マガジンにガスが満タンに入った状態で、2秒間隔で発射した際のデータ(1セット目)になります。
スタートの状況をなるべく同じにし、発射のペースだけを変えればその違いがデータに表れるはずです。



・・・ですが問題がありまして・・・
本当でしたら2秒間隔の発射を1秒間隔の発射にし計測したかったのですが、
私のX3200弾速計は旧型でレスポンスがあまり良くなく、毎秒1発の発射では計測が追いつかず・・・



なので今回は、最初に10連射してから残りの10発の弾速を計るという少し変則的な計測をしました。
最初の10発は秒間4~5発ほどの連射(スマホのショットタイマーのアプリでスプリットが0.25秒ほど)
残りの10発は2秒間隔のいつもの発射速度です。
もし最初の10連射でマガジンが比較対象より冷えたりするのであれば、残りの10発で初速やマガジン温度に変化が見られるはずです。




室温23℃、その他測定環境はいつもと同じです。
比較対象の11~20発目のデータがこちらになります。





そして今回の計測結果がこちらです。




一回目の計測では平均初速が比較対象より高いという釈然としない結果になっていますが(笑)、
他の計測ではやはり平均初速が低めになりました。

驚いたのはガス消費量です。
MEUでは毎回1発平均0.14gほどのガス消費で、20発発射時は2.8gほどの消費になりますが、
今回の連射時ではがっつりとガス消費が増えました。
後半10発はいつもと変わらない発射速度での計測なので、このガス消費量の差は最初の10連射の影響で生じたと考えられます。
「連射すると燃費がいい」というイメージはなかったのでこの結果は意外なものではないですが、
こうもはっきり燃費が悪化するのは私としては驚きました。

マガジン表面温度も連射時のほうが低めになりましたね。



私の予想としては10連射で一気にマガジンが冷え、残りの10発はもっと初速が低めに出るものと思っていましたが、
思いの外初速は下がりませんでした。
今回はガス満タンからの連射でしたが、ガスが減った状態からの連射だと影響が大きかったりするんでしょうか。
もしガス残量によって連射した影響の受け方が違うのであれば、
サバゲでガスを満タンまで注入するべきかの考慮事項の一つになるかもしれません。



今回の計測は発射間隔を前後半で変える方法を取りましたが
発射間隔を今までより遅くする(3秒間隔、4秒間隔といった具合に)ことでも差が見られるはずなので
そちらも検証してみようと思います。
それではまた!
  
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)燃費・初速チェック

2017年02月03日

自作 ハイキャパE用カイデックスホルスター


一週間ぶりの更新となりましたが、最近はこれにかかりっきりでした。
例のごとくIWBとAIWBホルスターですが・・・





電動ハイキャパE用のカイデックスホルスターです。
こちらを新しく対応機種に加えます。





この通りハイキャパEはかなり分厚い設計となっていて、専用のカイデックスホルスターを作りました。
一応GBBハイキャパ5.1も入りますが、カイデックスホルスターの醍醐味でもあるフィット感は落ちますね。
緩い分だけ早く抜いたときに傷がつきにくいかもしれませんが。




それにしてもハイキャパEは厚みがありますね~。
スライド厚を測ってみたところハイキャパ5.1は23.50mmほどでしたが
ハイキャパEはなんと25.00mmほどもありました。1.5mm差は大きいです。
それでも固定式電動ハンドガンの中では一番薄いスライドになるのでしょうか。


実銃1911のスライド厚は23mmほどだそうですが、
今なおコンシールドキャリーガンとして好まれる理由の一つにこのスライドの薄さがあるんでしょうね。
インサイドパンツ型のホルスターはスライドの厚みが装着時の快適性に関わってくるので。





こちらは試作ホルスターの残骸です。
何度も抜き差ししては、どこがキツイか緩いか等のチェックをします。
真っ二つにしてあるのは銃の前部と後部で別々にフィッティングを確認するためです。
こうすることで何かホルスターに問題があったときに原因箇所を突き止めやすくなります。




ハイキャパEですが・・・
いつものG&G 0.2gバイオ弾で初速は69m/sほどでした(ホップ調整済み)
電動は弾速測定が楽でいいです(笑)
精度や弾道はマルイらしく、そして電動ハンドガンらしく、真っ直ぐキレイに的まで伸びていって惚れ惚れします。

いざコンシールドキャリーからのドロウをしてみると・・・
普段M&P(サムセイフティオミット済み)ばかり使っているのでハイキャパEに全く慣れませんね。
いつもの感覚でドロウするとビーバーテイル部分に親指と人差指の間の水かきが引っかかってしまい、
サムセイフティの解除に失敗してしまいます。
でも試しにハイキャパ5.1でやると問題なく・・・
ロングタイプのビーバーテイルの恩恵を感じました。
そういえば以前Mk23のグリップをレンガのようだと書きましたが
レンガっぷりではこちらのハイキャパEが一枚上手でした(笑)





少しずつですが、ホルスターの対応機種を増やしていきたいですね。
ウェポンライト対応やVz61のようなコンパクト電動ガンのホルスターなんかも作れたら楽しそうです。
それではまた!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)ホルスター

2017年01月26日

洋書を読む その1



今回は趣向を変えて洋書について書いてみようと思います。
といっても書評のような大層なことではなく、
個人的に興味を惹かれた内容などをご紹介できればと思います。



今回の本ですがTom Givens著のFighting Smarter: A Practical Guide for Surviving Violent Confrontationsです。
銃器を使用したセルフディフェンスの教本ですね。
著者は米国の射撃スクール「 Rangemaster」のオーナー、そしてメインインストラクターをされてらっしゃる方で、
海外の銃器サイトなどをネットサーフィンしていると度々その名前や記事を目にします。
そして著者の名前と共によく引き合いに出されるのが、Rangemaster受講者の「戦績」です。
過去20年において著者の生徒のうち65名が暴力事件に巻き込まれ、そのうち62名が銃撃戦で勝利しましたが、
3名は不幸にも事件の際に武装していなかったため殺害されてしまったそうです。
しかし、実質的に銃器携帯者の勝率は100%ということになります。
また著者は自身の生徒が巻き込まれた事件を細かく調査し、発砲数や命中率、交戦距離等も記録しており、
生徒の発砲の命中率はなんと95%にも登るそうです。
米法執行官のそれは20%前後だというのはよく目にしますが、それを踏まえると信じ難いような数字です。
「良い射撃スクールを選びたいならインストラクターの教え子達をよく見るべきだ」という箴言があるそうですが
説得力を感じる言葉です。



色々と読み応えのある本ですが、今回取り上げたいのは「民間人の銃撃戦」です。
米国において、民間人が巻き込まれる銃撃戦はどれほどの距離で、また何発ほど撃つものなのでしょうか。
「FBIの統計で銃撃戦の平均距離は○m前後云々」というのを聞いたことがある人もいると思いますが、
著者はこれを民間人の銃撃戦の参考とすることに対し問題点を挙げています。
まず一つ目に、そのFBIの統計はLEOKAに基いており、これは殉職された(戦いに敗れた)法執行官のデータであるということ。
ふたつ目に、法執行官が巻き込まれる銃撃戦は民間人のそれとは状況が異なるものであるということです。

では民間人の銃撃戦は何を参考とすればよいのか、ということになりますが
著者はFBIやDEAの捜査官の銃撃戦データ、そして自身の生徒達が巻き込まれた事件のデータを参考とすることを勧めています。
FBIやDEAの捜査官は一般的な法執行官とは違いパトロール任務等をせず、また基本的にコンシールドキャリーで職務に当たるため
民間人が巻き込まれる銃撃戦と状況が似通うそうです。

そしてそれらの銃撃戦のデータによると交戦距離は・・・
・FBI 6~10フィート(約1.8~3m)の距離が全体の92%
・DEA 平均14.6フィート(約4.5m)
・Rangemaster 3~5ヤード(約2.7~4.5m)の距離が全体の86%

また平均発砲数では
・FBI 3.2発
・DEA 5発
・Rangemaster 3.8発
となるそうです。

著者はこの交戦距離を車(セダン)一台分と例えており、この距離での射撃訓練に重点を置くことが重要であると説いています。(車で例えられるとイメージしやすいですね)
また発砲数ですが、意外にも著者の生徒の中で銃撃戦時にリロードをした生徒は一人もおらず、
弾切れまで撃った生徒も3名だけだったようです。
米国ではリロード訓練の優先度で議論があるようですが、
統計上リロードが稀なのであれば、優先度を下げるのは一応理にかなった考えではあります。
(これは携帯する銃の装弾数で優先度が変わるのでしょうけど)




日本で生活している限り全く関係がない情報ではありますが(笑)、読んでみるとなかなか発見があり、面白いです。
「FBI捜査官は基本的にコンシールドキャリーしかしない」というのは、知っているようで知りませんでした。
言われてみるとたしかに、ドラマや映画で目にするFBI捜査官達はスーツ姿にショルダーホルスターで拳銃を吊ってるようなイメージがあります(笑)
更新されたFBIの射撃能力テストが、全ての項目でコンシールドキャリーからのドローを要求しているのもこのためだったんですね。




他にも民間人の銃器使用を念頭に置いた内容が広く抑えられていて、
コンシールドキャリー装備やEDC装備に興味がある方にはオススメできる一冊だと思います。
著者の考える「良いコンシールドキャリーホルスターの条件」は私も参考にしてホルスターを製作しています。
機会があればこちらもあとで触れてみようかと思います。


Tom Givens,Fighting Smarter: A Practical Guide for Surviving Violent Confrontations
Publisher: CreateSpace Independent Publishing Platform; 3 edition (January 26, 2015)
ISBN-10: 1506027571
ISBN-13: 978-1506027579  
タグ :洋書

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)洋書

2017年01月21日

燃費・初速チェック マルイハイキャパ5.1


今回はマルイ ハイキャパ5.1の燃費・初速を計測していきたいと思います。
発売から10年以上経ちましたが、まだまだ第一線のガスブロハンドガンですね。
もう十二分に性能が証明されているハイキャパですが、
「燃費・初速チェック」のテスト環境ではどれほどの性能を示すでしょうか。


今回使用するハイキャパは2年ほど前に買ったものですが、あまり撃たずに放置していました。
内部はノーマルで、累計発射弾数は1000発に満たない状態です。




いつものようにマガジン表面温度計測のためマスキングテープを貼り、
ガス注入前と後の重さを量ります。


さすがは大型マガジンといったガス容量ですね。
約23gのガスが注入できました。
今回はマガジンが300g超の重量なので、最小単位が0.5g刻みになります。




テスト環境はいつも通りです。

室温22℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適切なホップ状態
発射間隔は2秒に1発(約40秒で20発)
弾速測定間のインターバルは約2分、1セット3分で計測しています。




結果です。

素晴らしいですね。
これまでの燃費・初速チェックにおいて最優秀であることは一目瞭然でしょう。
平均初速はこれまでで最も高く、加えて初速の安定性も際立っています。
燃費も優れていて、100発目までの燃費は1発平均およそ0.130gとこれまたトップクラスの数値です。
単純計算すると1チャージ170発以上撃てたことになります。
100発目を撃ち切った際にもしっかりホールドオープンする余力もありました。
未だに広く愛用されているのも頷けます。


ちなみに本当は100発目以降も計測するはずだったのですが、
途中でBB弾が足りないことに気づき、キリの良い所でやめました(笑)

私はBB弾に特にこだわりはなく、大抵のショップに置いてあるマルイバイオかG&Gバイオをいつも買っているのですが
この機会に計測に使用する弾をマルイバイオに変更するか悩みどころです。
BB弾によって初速に変化があることが予想されるので、なるべく今まで通りG&Gバイオを使うのが望ましいですが。


現在手持ちのガスブロハンドガンで一通りの燃費・初速チェックが終わったので
次回は計測方法を少し変えてみようかと考えています。
スタートの状態は変えず、セットの最初の10発を連射したのち
残りの10発の初速を計測して、初速や燃費、マガジンの冷え方などに変化があるかを見てみようかなと。
今までの計測では、マガジンの性能的には遅れをとるはずのMEUで
数値的に他に劣るような結果にはなっていない気がするので、そこのところが気になりますね。


それではまた!



  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)燃費・初速チェックマルイハイキャパ