2016年12月30日
燃費・初速チェック マルイHK45編
今回はHK45の燃費・初速チェックをしていきたいと思います。
こちらは初期ロットのもので、今までに1000発ほどは撃ったでしょうか。
45口径ダブルカラムマガジンのモデルにしては大変握りやすいグリップを備えています。
レンガを思わせる握り心地のMk23を教訓にしたというだけのことはありますね(笑)
ブローバックのキックは、手持ちの機種の中ではM&P以上USPコンパクト未満といった印象です。
さっそくガスを注入
さすがのガス容量ですね。22.9g充填できました。
MEUマガジンの3倍近い充填量です。
でももしサバゲで使うなら、充填量はこの半分ほどに留めて
ガスタンク内の気化スペースを確保したいところです。
しかし「気化スペースを確保した方がいい」とはよく耳にしますが、
実際のところどこまで性能に影響するんでしょうか?
あとでこちらも検証予定です。
測定環境はいつも通り。
室温22℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニーのHFC134aガス
ホップは適切な状態
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。
そして結果がこちら
ガス充填量22.9g/132発で1発平均およそ0.173gのガス消費
あれこんな燃費悪かったっけ・・・
不安になったので軽くメンテナンスし直して再計測
22.3gのガスを充填したんですが・・・
110発目を発射したところで生ガスを全噴射し測定終了・・・
しかし2回の計測値を見てみるとほぼ変わらない結果で
1回目は100発目を撃ち終えたところで16.5gのガス消費、
2回目は100発目で16.6gのガス消費でした。
2回とも100発目までは平均0.165gほどのガス消費で発射していたことになります。
今回の燃費は、個体差で私のHK45がたまたま悪いのか
それともHK45は元々こういう燃費設定になっているのか・・・
実際のところはわかりませんが、とりあえず結果としてはこうなりました。
初速に目を向けると、数値的にはMEUとほぼ同等の数値で
初速が出にくいと言われている15mmシリンダー搭載機種、
MEUより短いインナーバレル長ということを考慮すると上々なのではないでしょうか。
発売が控えているHK45Tも燃費・初速チェックしたいところですね。
雑記
現在の燃費・初速チェックですが・・・
「ガスを満タンにしてから計測」という手順上、ガスの容量が多い機種は単純に発射弾数が多くなり、
発射弾数が多くなればそれだけマガジンが冷えるということにもなるため
ガス容量が多い機種は終盤の数値が低めになる・・・という背景があります。
そしてマガジンがより冷えた状態で1セットの20発を撃つと、途中で作動不良が発生しやすく
給弾不良による空撃ちや、最悪今回のように生ガスを噴いて計測終了ということにもなります。
現状の燃費はガス充填量を総発射弾数で割って算出していますが
この総発射弾数は作動不良の有無や回数に左右されやすく、安定しないのではないかと強く考えるようになりました。
マガジン表面温度が下がり、ガス容量も減った状態で作動不良が起こりにくいのであればそれは美点ですが
燃費を計る上ではガス切れまで撃つ必要はないですし・・・
なるべくサバイバルゲームで参考にしやすいデータを取りたいところですが
色々と試行錯誤しながらやっていこうと思います。
これが今年最後の更新となります。
皆様良いお年を!