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Posted by ミリタリーブログ at

2016年12月28日

検証 AMG ミラクルアウトプットバルブ

さて今回もカスタムバルブのテストをしていこうと思います。




対象はこちら

AMGのミラクルアウトプットバルブです。
1チャージでより多くの弾をは発射するために開発されたらしく、まさにこのテストにうってつけのバルブですね。





右からミラクルアウトプットバルブ、タニオコバ ブラックバルブ、マルイ純正バルブ


このミラクルアウトプットバルブは面白い構造をしていて、バルブ内のリターンスプリングがありません。
ガスタンクの内圧によりバルブを閉じる仕組みになっています。
放出口はカスタムバルブにありがちな二本柱タイプですね。






バルブを分解するとこんな感じになっています。
組み込む際はネジ部分にネジロック剤や接着剤を塗っておかないと
撃っている内に簡単に緩んでしまい、小皿型のパーツを紛失しやすいです。
私も初めてこのバルブを買った時に紛失しかけました。






テスト機種はいつものマルイM&Pです。
このバルブはグロック用ですが、M&PやUSPコンパクトにも使えます。

環境もいつも通り。

室温22℃
G&G 0.2gバイオ弾
フジカンパニー HFC134a
適切なホップ状態
約2秒間隔で発射
20発ごとに約2分のインターバル

ガス充填量は15.4gになります。




結果は・・・

ガス充填量15.4g/109発で1発平均のガス消費量はおよそ0.141gとなりました。



以前の純正バルブの結果はこちら

ガス充填量15.2g/104発で1発平均のガス消費量はおよそ0.146g



以前のブラックバルブの結果はこちら

ガス充填量15.4g/102発で1発平均のガス消費量はおよそ0.151g





謳い文句通り、ミラクルアウトプットバルブを組み込むことで総発射弾と燃費に向上が見られました。
・・・が、初速は三種のバルブの中でもっとも控え目な数値でした。
単純にガス放出量を減らしたことによって燃費がアップしただけのように受け取れます。

ガスガンは基本的にガスの放出量を上げれば初速が上がり、燃費は落ち、
ガスの放出量を下げれば初速が下がり、燃費が上がるというトレードオフな関係というのが一般的な認識で
今回のバルブ検証はその認識に符合するような結果になりました。
初速の向上は飛距離に
燃費の向上は命中精度に貢献するので
この検証がパーツ選びに少しでも役立てば幸いです。


気が早いですが、カスタムバルブは夏にも検証する予定です。
室温30℃程で初速と燃費の関係を見ていきたいところですね。  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:30Comments(0)燃費・初速チェックカスタムパーツ