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Posted by ミリタリーブログ at

2016年12月30日

燃費・初速チェック マルイHK45編


今回はHK45の燃費・初速チェックをしていきたいと思います。

こちらは初期ロットのもので、今までに1000発ほどは撃ったでしょうか。
45口径ダブルカラムマガジンのモデルにしては大変握りやすいグリップを備えています。
レンガを思わせる握り心地のMk23を教訓にしたというだけのことはありますね(笑)
ブローバックのキックは、手持ちの機種の中ではM&P以上USPコンパクト未満といった印象です。



さっそくガスを注入


さすがのガス容量ですね。22.9g充填できました。
MEUマガジンの3倍近い充填量です。

でももしサバゲで使うなら、充填量はこの半分ほどに留めて
ガスタンク内の気化スペースを確保したいところです。



しかし「気化スペースを確保した方がいい」とはよく耳にしますが、
実際のところどこまで性能に影響するんでしょうか?
あとでこちらも検証予定です。




測定環境はいつも通り。

室温22℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニーのHFC134aガス
ホップは適切な状態
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。


そして結果がこちら

ガス充填量22.9g/132発で1発平均およそ0.173gのガス消費



あれこんな燃費悪かったっけ・・・



不安になったので軽くメンテナンスし直して再計測




22.3gのガスを充填したんですが・・・
110発目を発射したところで生ガスを全噴射し測定終了・・・


しかし2回の計測値を見てみるとほぼ変わらない結果で
1回目は100発目を撃ち終えたところで16.5gのガス消費、
2回目は100発目で16.6gのガス消費でした。
2回とも100発目までは平均0.165gほどのガス消費で発射していたことになります。


今回の燃費は、個体差で私のHK45がたまたま悪いのか
それともHK45は元々こういう燃費設定になっているのか・・・
実際のところはわかりませんが、とりあえず結果としてはこうなりました。


初速に目を向けると、数値的にはMEUとほぼ同等の数値で
初速が出にくいと言われている15mmシリンダー搭載機種、
MEUより短いインナーバレル長ということを考慮すると上々なのではないでしょうか。


発売が控えているHK45Tも燃費・初速チェックしたいところですね。




雑記
現在の燃費・初速チェックですが・・・
「ガスを満タンにしてから計測」という手順上、ガスの容量が多い機種は単純に発射弾数が多くなり、
発射弾数が多くなればそれだけマガジンが冷えるということにもなるため
ガス容量が多い機種は終盤の数値が低めになる・・・という背景があります。

そしてマガジンがより冷えた状態で1セットの20発を撃つと、途中で作動不良が発生しやすく
給弾不良による空撃ちや、最悪今回のように生ガスを噴いて計測終了ということにもなります。

現状の燃費はガス充填量を総発射弾数で割って算出していますが
この総発射弾数は作動不良の有無や回数に左右されやすく、安定しないのではないかと強く考えるようになりました。

マガジン表面温度が下がり、ガス容量も減った状態で作動不良が起こりにくいのであればそれは美点ですが
燃費を計る上ではガス切れまで撃つ必要はないですし・・・


なるべくサバイバルゲームで参考にしやすいデータを取りたいところですが
色々と試行錯誤しながらやっていこうと思います。


これが今年最後の更新となります。
皆様良いお年を!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:30Comments(0)燃費・初速チェックマルイHK45

2016年12月28日

検証 AMG ミラクルアウトプットバルブ

さて今回もカスタムバルブのテストをしていこうと思います。




対象はこちら

AMGのミラクルアウトプットバルブです。
1チャージでより多くの弾をは発射するために開発されたらしく、まさにこのテストにうってつけのバルブですね。





右からミラクルアウトプットバルブ、タニオコバ ブラックバルブ、マルイ純正バルブ


このミラクルアウトプットバルブは面白い構造をしていて、バルブ内のリターンスプリングがありません。
ガスタンクの内圧によりバルブを閉じる仕組みになっています。
放出口はカスタムバルブにありがちな二本柱タイプですね。






バルブを分解するとこんな感じになっています。
組み込む際はネジ部分にネジロック剤や接着剤を塗っておかないと
撃っている内に簡単に緩んでしまい、小皿型のパーツを紛失しやすいです。
私も初めてこのバルブを買った時に紛失しかけました。






テスト機種はいつものマルイM&Pです。
このバルブはグロック用ですが、M&PやUSPコンパクトにも使えます。

環境もいつも通り。

室温22℃
G&G 0.2gバイオ弾
フジカンパニー HFC134a
適切なホップ状態
約2秒間隔で発射
20発ごとに約2分のインターバル

ガス充填量は15.4gになります。




結果は・・・

ガス充填量15.4g/109発で1発平均のガス消費量はおよそ0.141gとなりました。



以前の純正バルブの結果はこちら

ガス充填量15.2g/104発で1発平均のガス消費量はおよそ0.146g



以前のブラックバルブの結果はこちら

ガス充填量15.4g/102発で1発平均のガス消費量はおよそ0.151g





謳い文句通り、ミラクルアウトプットバルブを組み込むことで総発射弾と燃費に向上が見られました。
・・・が、初速は三種のバルブの中でもっとも控え目な数値でした。
単純にガス放出量を減らしたことによって燃費がアップしただけのように受け取れます。

ガスガンは基本的にガスの放出量を上げれば初速が上がり、燃費は落ち、
ガスの放出量を下げれば初速が下がり、燃費が上がるというトレードオフな関係というのが一般的な認識で
今回のバルブ検証はその認識に符合するような結果になりました。
初速の向上は飛距離に
燃費の向上は命中精度に貢献するので
この検証がパーツ選びに少しでも役立てば幸いです。


気が早いですが、カスタムバルブは夏にも検証する予定です。
室温30℃程で初速と燃費の関係を見ていきたいところですね。  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:30Comments(0)燃費・初速チェックカスタムパーツ

2016年12月24日

検証 タニオ・コバ ブラックバルブ その2!





メリークリスマス!!!






イヴにガスガンと戯れている私の心をバルブで表現してみました(笑)



・・・クリスマスなんて関係ねえ!今日も燃費・初速チェックだオラァ!




では僅かな初速アップしか見られなかったタニオ・コバのブラックバルブですが
今回はM&Pで検証することにしてみました。




単純に機種の違いで初速の上がりやすさに違いが出るかもしれませんし、
M&PのインナーバレルはUSPコンパクトよりも長いので
もしかしたら長いバレルの方が高出力バルブの効果を発揮しやすいということもあるかもしれません。

本格的に「高出力バルブはインナーバレルが長い方が効果を発揮しやすいか」を検証するなら
同一機種を用いて、いくつかのバレル長を用意し、ノーマルバルブと高出力バルブの二つでデータ取りをしないとなりませんが、
とりあえず今回はM&P+ブラックバルブという組み合わせでバルブの効果を見ていきましょう。





昨日の記事では言及しなかったのですが、タニオ・コバのバルブは純正バルブより0.2~0.3gほど軽いようですね。
マガジンの空の重量と吹き戻すまでガスを注入したときの重量は
毎回その都度量り直しています。


環境はいつも通りです。
室温22℃
G&G 0.2gバイオ弾
フジカンパニー HFC134a
適切なホップ状態
約2秒間隔で発射
20発ごとに約2分のインターバル

エアコンで室温調整していますが、なるべくこの環境を維持していきたいですね。



さて結果ですが・・・

こちらが比較対象となる前回の結果





そしてこちらがブラックバルブを組み込んだ結果になります。

ガス充填量15.4g/102発で1発平均約0.151gのガス消費。



USPコンパクトに続き、今回も1m/sほどの初速アップと若干の燃費ダウンとなりました。
なんとも控え目な結果です(笑)
もっとこうガツンと、「ヤバイわ~平均初速4m/sアップしたけどマガジン冷えまくりで燃費超悪化したわ~」的な
そんなわかりやすい結果を期待しながらこういうテストをしているんですが
いつも地味~な結果に終わっていますね(笑)

「バルブを変えただけじゃそんなに変化しない」ということなのか
それとも「バルブを変えただけでこんなに変化した」ということなのか
今のところそれさえはっきりしません。


結論を急がずに、一つ一つ地道に検証していこうと思います。
この検証の一つ一つがどこかでなにかの役に立てば幸いです。




サンタさんハイキャパEくれないかな~。  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 20:45Comments(0)燃費・初速チェックカスタムパーツ

2016年12月23日

検証 タニオ・コバ ブラックバルブ


今回はこちら、タニオ・コバのブラックバルブの性能をテストしていきたいと思います。


パッケージはとうの昔に捨ててしまったので、ググってみると・・・

・大型切削ガスポートにより
ガス瞬間吐出能力の大幅アップ!。

と書かれています。
具体的に初速アップとは書かれていませんが、そのような効果を狙ったカスタムパーツと言ってよいでしょう。
スライドのブローバックスピードもアップすると思いますが、こちらは今のところ測定不能なのでスルーします。




検証に使う機種はこちら。

マルイUSPコンパクトです。
今回のブラックバルブはM92F/グロック用ですが、USPコンパクトやMP7A1にも使えています。
こちらもマスキングテープを貼りました。



ちなみに・・・

前回のUSPコンパクトの燃費・初速チェックでは放出バルブは「Aパターン」の向きになっていたので





一応Bパターンの向きに変えて燃費・初速チェックをやり直してみました。



環境はいつも通りです。
室温22℃
G&G 0.2gバイオ弾
フジカンパニー HFC134a
適切なホップ状態
約2秒間隔で発射
20発ごとに約2分のインターバル



結果がこちら

ガス充填量12.6g/95発で1発あたり平均0.132gのガス消費となりました。
バルブの穴の向きを変えてみたもののUSPコンパクトでも明確な違いは見られませんでしたね。

作動は終始快調で、80発目までキチンとホールドオープンしました。

低初速ではありますがブローバックのキックは強く、撃っていて楽しい機種です。
マルイGBBハンドガンの中でもなかなかの完成度を持った機種なのではないでしょうか。




さてここからが本題です。


ブラックバルブを組み込み燃費・初速チェックです。
一応Bパターンの向きで組んでみました。




結果は・・・




ビミョ~・・・に初速アップが見られました。
大分昔にこのブラックバルブを買い、マルイグロックに組んでみたときはもっとわかりやすい差が出たのですが
今回の条件ではプラス1m/sほどという結果に。

燃費の方はと言いますと・・・
ガス充填量12.9g/92発で1発あたりの平均ガス消費量は0.140gとなりました。
一応悪化しているのでガスの吐出量は上がっていると見ていいのでしょうかね。


今回のUSPコンパクトはインナーバレル長が75mmと短いため
もしかするとカスタムバルブの効果が現れにくい機種だったのか、
シリンダーの口径によっても差がでたりするのかもしれません。
はたまた温度か・・・
謎は尽きません(笑)



マルイUSPコンパクト用のIWBホルスター作りました。
ヤフオクに出品しておりますので興味がございましたら是非!


東京マルイUSPコンパクト用カイデックスホルスター
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この他にも出品しておりますので宜しければご覧ください。


  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:10Comments(0)燃費・初速チェックカスタムパーツ

2016年12月22日

放出バルブの穴の向き


「放出バルブの穴を出口側へ向けると初速がアップする」
というようなお話を、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はこちらの検証をしていきたいと思います。

前回「つぎは社外バルブをテストする」と予告していましたが、すみません。
先にこちらをはっきりさせておかないと、社外バルブの性能テストも穴の向きで差が出てしまうのではと考え
こちらの検証を優先させました。



まず放出バルブの穴の向きですが、


こちらのパターン(仮にAとしましょう)と






こちらのパターン(B)。
奥まっていて見えにくくなっていますが、穴の向きが違っているのがお分かりいただけると思います。



穴が正面(ガスルート出口側)を向いていないAパターンより
正面を向いているBパターンの方が初速が速くなる・・・というのが今回検証するお話で
現に私もそのように考えていました。

巷のカスタムバルブはこの穴(放出口)が純正より大きく開けられており、
ガスの流量を増やすことで初速をアップさせる・・・
ガスルートの効率化で初速をアップ・・・
ガスの流速を上げる事で初速を・・・
というような謳い文句で販売されています。

純正バルブでも穴の向きを変えることで初速が増減する・・・というのはなんとも合点のいく話です。




今回は検証対象として2機種用意しました。

練習用VカスタムとMEUです。
ちなみに・・・





過去の燃費・初速チェックで使用したこの二つのマガジンのバルブは
ともにAパターンの向きになっていました。
お話の通りなら初速が出にくくなっていたということになりますね。
この穴の向きを変えることでどこまで初速に変化があるでしょうか。





まずはMEUピストルから見ていきましょう。
今回からこちらのマガジンにもマスキングテープを貼りました。
以前と同じバルブの向き(A)のまま、もう一度燃費・初速チェックのやり直しです。
今回は8.6gのガスが充填できました。

測定環境はほぼ同じです。

室温22℃
G&G 0.2gバイオ弾
フジカンパニー HFC134a
適切なホップ状態
約2秒間隔で発射
20発ごとに約2分のインターバル


サクッと結果だけ

8.6gのガスで61発撃てたので、1発平均0.141gのガス消費となります。

マガジンの表面温度変化は以下の通りです。
22.4(1~20発目前)
19.6(21~40発目前)
19.4(41~60発目前)
17.9(61~80発目前)

各20発ごとのガス消費は最後にまとめて。


ここで一つ変更点が有り、マガジンの表面温度を測定するタイミングですが・・・
今までは連続20発の発射直後に計っていたのですが、
今回から連続20発の発射直前に計るようにしました。
以前は発射直後にどれくらいマガジンが冷えるかを知りたかったのですが、
発射直前に計ったほうが何℃の時に初速がいくら出ていたかがわかりやすいので。
はじめからこうしておくべきでしたね・・・。



前回のMEUのテストでは8.1g/61発で平均0.132gのガス消費でしたが、
今回の計測では0.141gと差がでました。
その理由の一つに終盤の作動不良の多発があります。
50発目あたりからスライドの後退量不足による給弾不良が発生し、
一見作動はしているものの弾が出ていない「空撃ち」で多くガスを消費してしまいました。
終盤の作動の出来で燃費という結果に差が出てしまうのが現在の測定方法の問題点の一つですね。

初速自体は前回とほぼ同じ数値でした。




さてここからがメインのバルブ検証になります。

バルブの穴を出口側に向けて・・・





ガスを満タンに。
せめてこのときの充填量はあと0.3g増やして
Aパターンと同じ充填量にしておくべきだったと後悔。



こちらも結果だけ


温度変化は
22.7(1~20発目前)
20.1(21~40発目前)
18.8(41~60発目前)
18.3(61~80発目前)

8.3g/65発で1発平均およそ0.127gのガス消費となりました。



・・・なんとも微妙な結果に・・・。
初速は上がるどころか下がり、燃費は向上するという・・・。
期待していた結果とは真逆のものになりました。




気を取り直して今度は練習用Vカスタムで!


こちらは以前の計測で取れているAパターンの結果




そしてこちらが今回のBパターン


表面温度の変化は
22.3(1~20発目前)
19.3(21~40発目前)
17.6(41~60発目前)
16.8(61~80発目前)
16.1(81~100発目前)
15.4(101~発目前)

15.2g/104発で1発平均およそ0.146gのガス消費になりました。
Aパターンと比べ、初速の微増と僅かな燃費の悪化は確かにありましたが、
劇的な変化とまではいきませんでした。




結果
取り敢えず今回の2機種でのテストでは、マガジンの穴の向きの違いで大きな初速の差は見られませんでした。
・・・しかしこれを結論とはせずに、条件を変えて今後も検証を続けていこうかと思います。



今回の、そしてこれまでのテストの20発間のガス消費量ですが・・・

ご覧のとおり、最初の1~20発と21~40発でガスの消費が多い結果になっています。
これまでのテストではまだ起きていませんが、
ガスを満タンまで入れて撃つと気化スペース不足で液体のままのガスが出てしまうアレが
見えない程度で発生しているんでしょうか。

表で見るとガスの残量が減るとともにガスの消費量が減っているように受け取れますが、
マガジンの温度が下がるとガスの消費量が減ると受け取ることも出来ます。
ここも現在の測定手法の問題点の一つですね。
ガスの残量を一定にしてマガジンの温度を変えたり、
逆にマガジンの温度を一定にしてガスの残量を変えたりしてデータを取っていきたいですね。

ガスガンは性能が捉えにくいので、これからもあれこれ実験していきたいと思っています。
興味がございましたらお付き合い下さい。



  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)燃費・初速チェックマルイMEUピストルマルイM&P

2016年12月20日

サイレンサーの影響は


今回はサイレンサーの装着によってGBBハンドガンの燃費と初速にどのような影響があるか見ていこうと思います。

ショートリコイルを再現したGBBハンドガンで
そのままアウターバレルを介してサイレンサーを取り付けた場合
作動性が低下するというのが一般的な?認識ですが、
実際はどれほど低下するものなのでしょうか。

またサイレンサーの装着によって初速が微増するとも言われますが、こちらも気になるところです。


使用するパーツはこちら。

デトネーターのスレッデッドアウターバレル。
14mm正ネジ。アルミ製で重量は18.9gとなっており、ノーマルのアウターバレルの5.5gと比べると
4倍近い重さです。





ノーブランドのサイレンサー。
たしかアルミ製だったと記憶しています。
重量は68.9g。

余談ですが、サイレンサーとサプレッサー、どっちが正しいかと色々ありますが
私のブログではサイレンサーで通していこうと思います。



スレッデッドバレルとサイレンサーで、合わせて87.8gとなり、
ノーマルアウターから82.3gの重量増となります。

使用するエアガンは練習用のVカスタムにしました。
動きが渋い方のVカスより、こちらの練習用のほうがサイレンサーの影響を素直に受けるのではと考えたからです。






前回より空のマガジン重量が0.1g重くなっていますが、測定誤差でしょう。
ガス充填量は15.8g。





10分室温に放置したマガジンの表面温度。




テスト開始です。
環境はいつも通りです。

室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニーのHFC134aガス
ホップは適切な状態です。
一発ごとの発射間隔は約2秒。
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。
ガス充填後はマガジンの温めは一切無しです。(再装填等はマガジンの金属部分に殆ど触れずに行っています)




1~20発目
最高初速 63.86m/s
最低初速 60.94m/s
平均初速 62.34m/s


3gのガス消費と約2℃の低下。
重量増をものともせず作動しています。
ホールドオープンも決まりました。




21~40発目
最高初速 62.24m/s
最低初速 59.21m/s
平均初速 60.87m/s


今度も3gのガス消費と約2℃の低下。
間隔こそ2秒と遅いものの、20発の連続発射で初速の上下幅が約3m/sというのは素晴らしいですね。




41~60発目
最高初速 62.46m/s
最低初速 57.36m/s
平均初速 60.04m/s


2.8gのガス消費。
順調に温度低下しています。
ブローバックの勢いは普段と遜色なく、
まるでサイレンサーなどつけていないかのように元気に動いています。




61~80発目
最高初速 61.82m/s
最低初速 55.92m/s
平均初速 58.46m/s


2.9gのガス消費。
なんとここまで最終弾は全てホールドオープンに成功しています。




81~100発目
最高初速 61.50m/s
最低初速 53.66m/s
平均初速 57.20m/s


2.8gのガス消費。
ホールドオープンはせず。
今回の条件では体感できる燃費の低下はないと言って差し支えないでしょう。
マガジンもここまで冷えましたが、前回の13℃という冷えっぷりは何だったんでしょうか。





101~108発目
最高初速 61.02m/s
最低初速 46.31m/s
平均初速 56.75m/s

15.8gのガスで108発撃てたので、1発あたりの平均ガス消費量は0.146gという結果になりました。



・・・・・・・・・意外という他ありません。
一応燃費が低下したと言えますが、総発射弾数で3発差では測定誤差とも考えられます。
正直もっと露骨に燃費低下するものだと私は思っていました。

約80gの重量増とはいえ、それはGBBハンドガンが作動中にショートリコイルを再現している間のみの影響のはずなので
体感できるほどの燃費低下はないということなのでしょうかね。

しかしこの結果はあくまでこの測定環境での結果なので
使用エアガンやサイレンサーの重量次第ではもっとわかりやすい変化になるのでしょう。


今回の「練習用Vカス+アルミアウター+サイレンサー」の全108発の結果です。



そしてこちらが前回の「練習用Vカス」のみの結果です。



前回はマガジンの謎の冷え込みがあったのではっきりしたことは言えませんが
一応初速の微増が見られますね。




こうしてなるべく条件を整えて何回かテストしていますが、
サバイバルゲームにおいて重要なのは最初の20発目まで、もしくは40発目までのデータでしょうか。
装弾数の関係上1ゲームで1マガジン何十発と撃つことはなく、
ゲームが終わればガスを補充できるので。

後々はマガジンの表面温度をなるべく一定にした上で、
ガス残量によって初速や燃費がどう変化するかも見ていきたいですし、
2秒間隔の発射ではなく連射した場合のデータも取れたらいいなと考えております。


取り敢えず次回はマガジンのバルブを交換してテストしてみようかと思います。
タニオコバの黒バルブとAMGのミラクルアウトプットバルブがあるのでどちらかを!


過去のテスト




  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 21:08Comments(0)燃費・初速チェック

2016年12月19日

燃費・初速チェック マルイM&P9 Vカスタム編その2


こんばんは。前回に引き続きM&P Vカスタムの燃費・初速チェックになります。
今回は練習用に酷使しているVカスでの計測です。
同じモデルでもほぼ新品の状態と撃ちこんである状態でどれほど違いがあるのか見ていきたいと思います。
本来は一つの銃でビフォアとアフターを見るのが一番ですが…
取り敢えず行ってみましょう!




スライドが削れまくってるVカスタム。






数万回のドロウの傷跡です。
スライド右側の方が削れているのはアペンディクスキャリーからのドロウを数多くやっていたからですね。





しかし発射弾数はざっと計算して8千発程です。
亜鉛の黒染めが大分剥げてます。
画像では見えませんがハンマーローラーにもかなりのガタがきています。



スライドの引きは前回のVカスタムよりずっと軽く滑らかなので
そこが燃費にどう影響するか…





今回は15.8gのガスが充填できました。
ガス充填後10分放置したマガジンの表面温度。



それでは測定開始。
環境は前回と同様です。

室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾を使用
ガスはフジカンパニーのHFC134a
ホップは適切な状態です。
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。
ガス充填後はマガジンの温めは一切無しです。(再装填等はマガジンの金属部分に殆ど触れずに行っています)




1~20発目
最高初速 63.27m/s
最低初速 59.52m/s
平均初速 61.75m/s


相変わらずの低初速(笑)
マガジンは同一のものなのでハンマースプリングのヘタりでしょうか。
2.9gのガス消費。



21~40発目
最高初速 61.67m/s
最低初速 57.44m/s
平均初速 59.78m/s


早くも平均初速が60割れ。
ですが安定した数値を出しています。命中精度が高いと感じる一つの要因かも知れません。
2.7gのガス消費。
マガジンがグッと冷えました。




41~60発目
最高初速 60.60m/s
最低初速 55.77m/s
平均初速 58.48m/s


2.8gのガス消費。
マガジンの冷え込み具合にしては初速が安定しています。低いなりに(笑)
最終弾のホールドオープンもしっかりとかかっています。




61~80発目
最高初速 60.80m/s
最低初速 53.93m/s
平均初速 57.23m/s


2.6gのガス消費。
過去の計測ではなかったマガジンの冷え込みですね。
各20発間ではさほどガスを消費していないはずなのでこの冷え込みの理由はよくわかりません。




81~100発目
最高初速 59.27m/s
最低初速 52.31m/s
平均初速 55.39m/s


100発目で初めてホールドオープンがかからず。
80発目までかかっていたので十分でしょう。
前回のVカスでは40発目でホールドオープンに失敗していたので
やはり作動性に違いがでていますね。
2.8gのガス消費。
表面温度は過去最低記録。




100~111発目
最高初速 59.64m/s
最低初速 50.83m/s
平均初速 55.17m/s

終始キビキビと作動していましたが111発目でストップ。
終盤の作動不良も特にありませんでした。
15.8gのガスで111発撃てたので、1発あたりのガス消費は約0.142gということになります。


前回のVカスの0.148gと比べると低燃費ではありましたが、
練習用Vカスは平均初速でおよそ1m/sほど前回のVカスより遅いので
スプリングのヘタリで低出力になった分だけ発射弾数が増えたということなんでしょうか。
しかしホールドオープンの確実性は間違いなく練習用Vカスの方が上でしたし、
前回のテストではなかったマガジンの冷えの中でこの数値は評価すべきところなのかもしれません。


次回はこの練習用Vカスにサイレンサーを取り付けてどう影響するかを見ていきたいと思います。
重量物であるサイレンサーをつけると作動性が低下すると言われていますがどうなるでしょうか。

そういえばM&Pの新モデルが明らかになったようですね。
http://www.thefirearmblog.com/blog/2016/12/17/smith-wesson-mp-m2-0/

  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:04Comments(0)燃費・初速チェックマルイM&P

2016年12月18日

燃費・初速チェック マルイM&P9 Vカスタム編


今回はマルイM&P9Vカスタムの燃費・初速チェックです。

M&P9は結構好きで、ノーマルとVカスを合わせて計4丁持っています。
その中でほぼ新品状態のものをテストしようと思います。
慣らしとして200発程は撃っており、ホップも調整済みでです。

練習用のM&P9でもそうだったのですが、どの個体もよく当たりますね。
庭で30m程先の的を撃っても弾道がとても素直で吸い込まれるように命中していきます。
マルイグロックも17と18Cで4丁購入しましたが、そのグロックと比べても
体感上はM&Pの方が弾道が素直な気がします。


それではまずマガジンのガス容量から


吹き戻すまで入れて、15.7gのガスが充填できました。
MEUの2倍弱のガス容量ですね。





今回からマガジンにマスキングテープを貼り、光沢のあるマガジンでも
なるべく条件を同じにしてテストしていきたいと思います。
USPコンパクトやMEUでも後日再テストしてみますね。
マスキングテープを貼った面とそうでない面で表面温度はさほどかわりありませんでした。
高級な非接触式温度計でもないので測定誤差はあるとは思いますが…




測定環境は前回、前々回とほぼ同じです。
室温はエアコンで調節しています。

室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾を使用
ガスはフジカンパニーのHFC134a
ホップは適切な状態です。
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。
ガス充填後はマガジンの温めは一切無しです。(再装填等はマガジンの金属部分に殆ど触れずに行っています)



まず最初の20発
最高初速 64.5m/s
最低初速 58.4m/s
平均初速 62.5m/s

3.1gのガス消費。
例のごとく初速が低いです。
ネットで調べると動画や記事など様々なレビューで弾速測定されていますが、私の計測ではどれも低く出ていますね。
弾速計にも個体差はあると聞きますが…
マガジンの温めを一切しない場合はこういう数字になるんでしょうかね。




21~40発目
最高初速 62.9m/s
最低初速 58.6m/s
平均初速 60.9m/s

2.8gのガス消費。
マガジン表面温度は18.7℃
残念なことに40発目でホールドオープンしませんでした。
最低限の慣らしをしただけの状態なので動きに渋さが感じられます。




41~60発目
最高初速 61.5m/s
最低初速 56.4m/s
平均初速 59.1m/s

マガジン重量を量り忘れる痛恨のミス。
マガジン表面温度はどんどん下がってきました。



61~80発目
最高初速 62.6m/s
最低初速 55.5m/s
平均初速 58.8m/s

40発間に5.7gのガス消費。
マガジン表面温度はほぼ変わらず。




81~100発目
最高初速 61.0m/s
最低初速 54.8m/s
平均初速 57.7m/s


2.8gのガス消費。
マガジン表面温度は16.3℃でした。
90発目を過ぎたあたりからスライドの閉鎖不良が多発。
スライドの後退量不足に伴うスライドのリターンスピードの低下によるものでしょうかね。




101~106発目
最高初速 60.7m/s
最低初速 55.9m/s
平均初速 58.0m/s
途中で給弾不良による空撃ちが発生。
106発でガス切れ。


15.7gのガスで106発発射できたので
1発当たりのガス消費はおよそ0.148gとなりました。


過去にテキトーに燃費チェックをした時は約0.16gの消費だったので今回の結果は予想以上でした。
過去の燃費チェックでも間隔2秒ほどで発射していたんですが
インターバルを2分も開けることなくBB弾の再装填が済んだらすかさず撃っていたので
その差なんでしょうかね。


これまでの結果
USPコンパクト 13g/98発 1発あたりおよそ0.132gのガス消費
MEU 8.1g/61発 1発あたりおよそ0.132gのガス消費
M&P9Vカスタム 15.7g/106発 1発あたりおよそ0.148gのガス消費

今のところVカスが一番燃費が悪い結果になっていますね。
普段使っている練習用Vカスと比べるとこちらのVカスはスライドの動きが渋かったので
次回は練習用で測定してみたいですね。
Vカス用にはいくつかカスタムパーツもあるので
そちらを組み込んだ状態での燃費・初速の変化も見ていきたいと思っています。
  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 15:45Comments(0)燃費・初速チェックマルイM&P

2016年12月17日

赤と黒


こんばんは。


今日はこんなものを作ってみました。





ブラッドレッドとブラックカーボン調のツートンカラーです。
マルイUSPコンパクト用のIWB/OWBの2wayホルスターになります。
カイデックスはこうやって重ねるて使うこともできるんです。
迷彩柄を「ガワ」にして迷彩効果も高めることもできます。



ブラックカーボン調のガワは接着しているわけではないので…

外して単色にすることもできます。
こちらIWBホルスター時のキャントは15°になってます。




ガワが一回り小さく作られていますが
こうすることでエッジのアクセントになるんです。
加工は少々手間がかかりますが(笑)



こちらのホルスターはオークションに出品するために製作したので
もしお気に召しましたら奮ってご入札下さい。

東京マルイUSPコンパクト用 カイデックスホルスター
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p537230333  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 21:20Comments(0)ホルスター

2016年12月16日

AIWB/OWB 2WAYホルスター!


こんばんは。寒い日が続きますね~。



今回は新しいタイプのホルスターのご紹介です。




それがこちら、2wayホルスターです。


名前の通り、AIWBとOWBの二通りの使い方ができるホルスターになります。
ベルトクリップの取り付け穴をホルスターの両面に設けることでOWBホルスターとしても使用可能にしました。
形式としてはIWB/AIWBホルスターへ補助的にOWBホルスターとしての機能を持たせた格好です。





こちらのベルトクリップはIWB用だけではなくOWB用としても使えるとのことで
一つのホルスターで二つの楽しみ方ができる2wayホルスターは以前からアイデアにありました。


しかし両面に取り付け穴を開けるだけで2wayホルスターとするのは面白みがない…



そこで作ったのがこちら。

……作ったのですが…このパーツ、名前がまだありません。
一応自分で考えたパーツで、類似のパーツも知らないので呼び名に困っています…
ベルトプッシャー?ベルトストッパー?
取り敢えず「アタッチメント」と当たり障りなく呼称しておきます(笑)
見やすくなるよう赤のカーボン調シートで作りました。
このアタッチメントの役割ですが…





ベルトクリップにはこのように返しが付いているんですが、以前の記事


で書いた通り、薄いナイロンベルトではベルトクリップが外れてしまい
ホルスターごと銃をドロウしてしまうなんてことがあるのです。
このトラブルを防ぐのがこのアタッチメントの役割になります。



原理は単純です。

このように返しの懐が深いところへベルトを強制的に押し込むのでベルトの遊びがなくなり
ベルトクリップの隙間にベルトが入り込んで外れるということが起きにくくなるのです。
薄いナイロンベルトとこの2wayホルスターの組み合わせで合計1千回以上はドロウしましたが、全く外れませんでした。



このアタッチメントの恩恵はもう一つあり、

ベルトをベルトクリップとアタッチメントで挟み込むので
ホルスターが装着位置から動きにくくなる効果があります。
元より外れる心配のないベルトを使っているときはこちらの恩恵の方が大きいですね。




こんな風に吊るしてもホルスターがずり落ちたりしません。




ホルスターのAIWB⇔OWBの切り替えは簡単です。

AIWBの状態。




ドライバーでベルトクリップを取り外します。
小さいパーツは上から「ポスト」「Oリング」「ワッシャー」「ネジ」で各二つずつです。




アタッチメントとポスト(長)×2、Oリング×2を用意。




アタッチメントを介するときは長いポストを使用します。




取り付け穴にポスト(長)を通し、Oリングも一組通します。




そこへアタッチメントを被せ、残りのOリングも通します。




最後にベルトクリップを被せて、ワッシャーを介してネジを締めたら完了です。





こちらの2wayホルスターもカスタムオーダーで製作していこうと思います。

基本価格は8500円…と言いたいところですが、
期間限定で7500円でいきたいと思います!

今回はホルスターのキャント(傾き)がないAIWB/OWBの2wayでしたが、
例えば15°のキャントをもたせたIWBと5°のキャントを持たせたOWB…というような
IWB/OWBの組み合わせでも製作可能です。

もし興味がございましたらどうぞお気軽にコメント、メッセージをお送りください。
ご依頼お待ちしております。  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:03Comments(0)ホルスターAIWBホルスターOWBホルスターカスタムオーダー