2017年01月16日
検証 空撃ちは燃費が良い?
今回はガスブロを空撃ちしたときの燃費を計っていきたいと思います。
トリガーを引いたとき、チャンバーにBB弾があるかないかの違いは
燃費に影響を与えるのでしょうか。
もし与えるのであればどれほどでしょうか。
感覚的には空撃ちはガス消費が少なそうなイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。
検証にはマルイM&PとMEUを使います。
この二つは何度も計測に使用したのでおおよその燃費がわかっています。
これまでの計測ではM&Pは100発目までの発射で1発平均0.138~0.145gほど
MEUは60発目までの発射で1発平均0.128~0.142gほどのガス消費となっています。
今回の検証ではBB弾を発射しないため、
計測終盤の作動性が落ちた状態で正常な作動(給弾に必要なスライド後退)ができているか判断し難くなってしまいます。
ですので今回は
M&Pは100回、MEUは60回作動させた時点で計測終了とします。
マガジンにフォロアストッパーを噛ませて・・・
フォロアストッパーの重量はだいたい0.6gほどでしょうか。
ここからガスを注入して計測開始です。
計測はいつものワンセット3分です。
BB弾を装填する必要がないので、余った時間でマガジン表面温度をワンセットに2回(発射前と発射後)計測しました。
室温22℃
フジカンパニーHFC134aガス
発射間隔は2秒に1発です
まずはM&Pの結果。
100回の作動で12.2gのガスを消費したので1発平均およそ0.122gのガス消費。
続いてMEUの結果です。
60回の作動で6.0gのガスを消費したので1発平均およそ0.100gのガス消費。
両機種共に、1発あたり0.02gほどガス消費が少ない結果となりました。
単純計算するとM&Pは125回、MEUは78回作動できたことになります。
イメージ的に燃費が良くなりそうな感じはありましたが、こうもはっきりと消費が減るとは思っていませんでした。
空撃ちは実射より燃費が良いということは、
シリンダーバルブが閉じるタイミングが早まっているのでしょうか。
空撃ち時にシリンダーバルブが閉じるタイミングを基準にすると、
チャンバー内にBB弾があるとき、シリンダーバルブが閉じるタイミングはどれほど遅れるのでしょうか。
タイミングの遅れは何によって決まるのでしょうか。
ノズル方向へのガスの流速でしょうか。
そもそもこの燃費の良化はシリンダーバルブの閉鎖タイミングによるものなんでしょうか。
わからないことばかりです(笑)
他社のブローバックエンジンだと結果が違ったりするんでしょうか。
興味はつきません。
そのうち社外製シリンダーバルブの効果もテストしてみたいと思っています。
では!