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Posted by ミリタリーブログ at

2017年03月31日

検証 ガスルートシールパッキン・エアロ その2


前回に引き続き、ライラクスの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」の効果を検証していきたいと思います。

今回の対象機種はM&P9とHK45です。
前回のMEUでは効果があるんだかないんだかよくわからない結果になりましたが、今回の2機種ではどうなるでしょうか。

測定環境等は前回同様です。
なるべく毎回同じ環境を用意し、パーツの組み込みのビフォアとアフターで初速や燃費がどう変化するのかを見ます。



しかし今回途中でガスを切らしてしまいまして・・・

こちらはHK45の空のマガジン重量なのですが、20gしか注入できず・・・


いつも「ガスが吹き戻すまで注入」を測定のスタートラインに設定していたのですが、それが出来ませんでした。
ガス残量の多い少ないは最高初速や初速の下がり方に影響が出るということが今までの計測でわかっているので、
このままではデータとして信憑性が低くなってしまいます。


でも折角注入したガスが勿体無いのでこのまま検証は続行したい・・・


ということで、比較対象となるHK45の検証データの2セット目

ガス残量19.4gを今回のスタート地点にすることにしました。




過去の計測で私のHK45のガス消費量は1発あたり0.16gだということがわかっているので
残量20gの状態から4発ほど空撃ちして・・・(空撃ちは燃費が良いことも考慮しつつ)

残量を19.4gに揃えました。


今までは大雑把に「満タンまで注入」だったので、どちらかと言えばこちらの残量をしっかり揃えたほうが
精度の良いデータになるはずです。
今後もこの方法の方が良いかもしれません。



M&Pの方はガス注入が済んでいるので計測開始です。
いつもはガスが尽きるまで計測していたのですが、今回は時間の関係上それぞれ3セット60発ずつの計測になります。




結果がこちらです。
まずM&P




そしてHK45




明暗がわかれる?結果となりました。
HK45は特に変化は見られず・・・現状維持ですが「明」です(笑)


「暗」のM&Pですが、見ての通り初速、燃費共に落ちています。
しかしこれは私のM&P(もしくはそのマガジン)とこのガスルートシールパッキンの相性が悪かっただけか、
私の組み付けが悪かっただけかもしれません。
MEUとHK45でそうだったように、本来あまり変化が見られないパーツなのではという気がします。




前回、そして今回とあまり良い変化が見られない結果になりました。
そもそもどうしてこのパーツに興味が湧いたかというと、
YouTubeで海外の方がこのパーツによって初速を向上させている動画を見たためでした。
海外はフロンとは別のより高圧なガスを使用しているのでその違いがあるのかもしれません。
ですので夏の熱い時期に、室温が高く一定な状態を狙って再度検証してみようかと考えています。


それではまた!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00Comments(0)カスタムパーツ

2017年03月18日

検証 ガスルートシールパッキン・エアロ

今回はカスタムパーツの性能を検証していこうと思います。
対象はライラクスの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」です。
このパーツを組み込むことで初速や燃費にどのような影響を及ぼすでしょうか。


見た目はこのようになっています。
マルイのパーツリストでは「マガジンガスケット」と記載されてるパーツですね。






断面図を見てみると内部の角が取られて滑らかになっているようですね。
ワイドユースと銘打たれている通り多機種に使えるそうです。





パッケージ裏には何やら長文が・・・

よくわかりませんが実測して初速や燃費が向上するならヨシ!です(笑)





パッケージには親切に写真付きで組み込み方法が書いてあります。

安全のため組み込み前にはマガジン内のガスが空になっていることを確認しましょう。






組み込むとこんな感じに。
今回はMEUでの検証ですが、後日M&P、HK45でも検証予定です。





検証方法はいつも通りで、基準となるデータとほぼ同条件でテストして
パーツの組み込みの有る無しでどれほど結果に差がでるかを見ていきます。
基準となるデータは前回と同様でこちらです。

室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適正ホップ
発射間隔は約2秒
各セットごとに20分ほどのインターバルを開けて計測したものになります。




そして今回のパーツ組み込み後の結果がこちらになります。
諸事情で2回計測しました。


実は一回目第3セットの計測後に弾速計の電池切れでデータが消失・・・記録することができませんでした。
日を改めて計測しなおしたのが「その2」のデータです。




1セット目を比較すると、パーツ組み込み後は2回の計測とも組み込み前より平均初速で僅かに劣っています。
しかしこれは基準データの方がマガジン表面温度が高かったためとも考えられます。
毎度エアコンで室温を23℃に保ち、極力マガジンに触れずに計測作業をしていますが、
マガジン表面温度をいつも一定に保つのがなかなか難しいです・・・
過去のMEUの計測では1セット目はだいたい66m/sほどの平均初速に収まっているので
パーツ組み込みによる僅かな平均初速の低下はただの測定誤差の範囲内かもしれません。
(過去の「3分1セットの計測」と今回の「20分1セットの計測」は1セット目はほぼ同条件での計測なので数値を参考にできます。)


2セット目、3セット目の比較では初速に上昇が見られました。
1セット目では僅かに下がった初速でしたが、2セット目以降では上昇に転じるというのはどういうことなんでしょう?
このパーツに初速をアップさせる効果があるなら、1セット目からその効果が確認できるはずだという気がしてなりません。
これも単なる測定誤差の範囲なのか・・・私にはよくわかりません(笑)


燃費ですが、2セット目以降では数値的に悪化していますね。
このガスケットのガス放出口とMEUのシリンダーのガス導入口の間のクリアランスが狭まり
燃費が向上する・・・というのを密かに期待していましたが(笑)





2セット目以降は初速の上昇が見られましたが・・・どうしても懐疑的な目で見てしまいます(笑)
・・・しかしブラックバルブやミラクルアウトプットバルブを検証したときもそうでしたが、
わかりやすい変化というものはなかなか見られないものですね。
ガスガンというものの性質上、どうしても温度に影響されるので
測定誤差なのか変化なのかわかりくいというのもあります。
室温を一定に保ち、マガジン表面温度も計り、なるべく条件を一定にして測定してはいますが・・・
室温が高いほうが効果、変化がわかりやすくなったりするんでしょうか?
これも検証してみたいですね。



次回はM&PとHK45でガスルートシールパッキン・エアロを再度検証していきたいと思います。
機種が変われば結果も異なるかもしれません。
それではまた!  

Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:00Comments(0)カスタムパーツ

2017年03月03日

発射間隔と初速と燃費

前回の検証「連射時の初速と燃費の影響」で連射時に燃費が大幅に悪化する結果となりましたが、
発射速度をいつもより遅くした場合はどういう結果になるのか検証してみました。


比較対象は「ガスは満タンまで注入するべきか その2」で得たデータで、
使用機種はマルイM&PとMEU
室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適正ホップ
発射間隔は約2秒
各セットごとに20分ほどのインターバルを開けて計測したものになります。


今回はこれを発射間隔4秒とし、初速や燃費を計測していきます。
単純に発射速度を1/2にしたことになります。
連射して燃費が落ちるなら、ゆっくり撃てば燃費が良さそうですが・・・




室温等各条件はほぼそのままです。
上の画像が発射間隔2秒、下の画像が今回の発射間隔4秒のものになります。
まずはMEU






続いてM&P






まずMEUですが、「発射間隔4秒」の最初の1発で盛大に生ガスが出ました。
そのせいか初速62とだいぶ低い数値が出ています。(20発目でも初速は66を維持しているのでかなり低い数値だということがわかります)
燃費は2秒と4秒でほぼ変わらず、全体的に4秒側の方が平均初速が高めに出ていますが、
2セット目はなぜか平均プラス2m/sと大幅増しています。
この上昇はなんなんでしょうか。私にはよくわかりません(笑)
M&Pも全体的に平均初速が微増していますが、燃費に大きな変化は見られませんでした。




今回の検証では2秒間隔より4秒間隔のほうが平均初速が僅かに高く出ましたが、燃費は特に変化しませんでした。
しかし「初速が高めに出た」というより「初速が下がりにくかった」という意味での平均初速の微増ですね。

マガジン表面温度を一定に保つのが難しいため参考程度にしかなりませんが、
2秒間隔より4秒間隔のほうがマガジンが冷えにくいという結果になっています。
初速が僅かに高めに出たのはこの温度の差なのでしょうか。
それともガスの気化時間に関係するものなのでしょうか。
私にはサッパリです(笑)


余談ですが
今回の検証手順は「ガスは満タンまで注入するべきか」と発射間隔以外同じなので
結果も「ガス残量が減っている状態のほうが最高初速が増す」という同じものになっていますね。




次回はLAYLAXの「ワイドユース/ガスルートシールパッキン・エアロ」の検証をしてみたいと思います。
「本当に効果あるの?」と疑りながら買ったパーツなので(笑)私自身どういう結果になるのか楽しみです。
興味がございましたらお付き合い下さいませ。
それでは!  
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 22:00Comments(0)燃費・初速チェック