2017年01月06日
燃費・初速チェック マルイG17編
今回はマルイG17を対象に燃費初速チェックを行っていきたいと思います。
バランスのとれた機種という印象のG17ですが、燃費や初速は如何程のものなのでしょうか。
テストの前に、私のこのG17には一つ留意事項がありまして・・・
カスタムパーツを組んで使用していたG17に、余った純正パーツを寄せ集めて「元に戻した」ものなのです。
一応ノーマルな状態とは言えますが、箱出し状態ではないことをご留意下さい。
まずはガスの注入。
マガジンは新品に近い状態のものです。
空のマガジン重量を量ったところ・・・
300g弱ありました。
この電子はかりは300gまでの重量なら0.1g単位で量ることができるのですが
300g以上は0.5g単位となってしまうので、これまでの計測と条件に差が出てしまいます。
本当はもっと精度の良い上等な電子はかりが欲しいのですが・・・お高いです・・・・・・
およそ12.8gのガスが充填できました。
思いの外充填量が少ない印象ですね。
数値的にはUSPコンパクトとほぼ同等です。
しかし充填量が同等でも気化スペースまで同じとは限らず・・・
例えばマルイグロック用ロングマガジンを分解してみると
このようにガス注入側からパイプが伸びていて
ガス充填量はノーマルマガジンと大差があるわけではないのです。
つまりガス充填量が少ないからといってマガジン内のガスタンク自体が狭いとは限らないんですね。
ロングマガジンの実力や気化スペースの違いが生み出す差も後日検証予定です。
テスト環境はいつも通りです。
今回のG17は「元に戻した」という事情のため、事前に200発ほど慣らし運転しています。
室温22℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニーのHFC134aガス
ホップは適切な状態
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で約2分のインターバルを設けています。
結果
およそ12.8gの充填量で90発撃てたので、1発平均約0.142gのガス消費となりました。
なかなか興味深いと言いますか、これまでの機種とはちょっと違う結果になりましたね。
まず初速ですが、70m/sの大台超えはこれまでの測定(HK45、M&P、USPコンパクト、MEU)で初めてです笑
でも・・・
1~20発目までと21~40発目までの計測結果を見てみると
最高初速と最低初速にそれぞれ6.5m/sほどの開きがあります。
また1~20発目までの平均初速と21~40発目までの平均初速でも3m/sほどの開きがあります。
「最高値と最低値の開き」と「平均初速の開き」がこのように顕著に表れたのは初めてです。
これはグロックのマガジンが冷えやすいということなのか・・・?
しかしマガジン表面温度はこれまでの測定と大きく異なるものではないですし、
むしろテスト後半の数値は「マガジンが冷えにくい」もしくは「インターバル間にマガジンが温まりやすい」というような結果になっています。
いや~よくわかりません笑
「元に戻したG17」ではありますが、とりあえず今回の計測では「初速の落ち込み方は安定しつつも他の機種より顕著」ということになりました。
次回、ロングマガジンの検証時にノーマルマガジンでも再テストをしてみたいと思います。
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