2017年01月13日
ガスは満タンまで注入するべきか その2
前回に引き続き、今回もガス注入量ごとに初速と燃費を計測していきたいと思います。
前回計測できなかったM&Pに、MEUも加えて再度実験です。
マガジンに貼ってあるこのマスキングテープですが
マガジンの表面処理の違いによる非接触温度計の誤差をなくすことを狙いとしています。
光沢面は計測が難しいらしく、条件をなるべく揃えるためですが・・・おまじないみたいなものです(笑)
前回はワンセット15分のテストでしたが、
今回はワンセット20分と更に時間を伸ばして計測してみました。
室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾
フジカンパニー HFC134aガス
適正ホップ
発射間隔は約2秒
まずはM&Pの結果から。
前回のHK45と同様に、平均初速は2セット目が一番高い結果となりましたが
マガジン表面温度も若干高めだったのでその影響と見ることもできます。
しかし1セット目の平均初速が低めなことや、
最も気化スペースが確保された状態である最終セットの初弾で最高初速が出ているのも
前回と同様です。(この6セット目もマガジン表面温度が高めでしたが・・・)
続いてMEU
20発完遂できた3回のセットのうち、一番平均初速が低かったのが1セット目でした。
この1セット目が一番マガジン表面温度が高い状態だったことを考慮すると、
気化スペースの確保の効果がはっきりと表れたのではないでしょうか。
最高初速はこちらの場合でも最終セットの初弾でした。
これで3機種での計測が終わりましたが、どの機種でも2セット目が
最高初速や平均初速、安定性で好結果を残している印象を受けました。
ガスガンも腹八分目が良いということでしょうか。
しかし、ガスが満タンの状態でも
若干低めの数値ではあるものの終始安定した初速をマークしています。
初速の安定性で言えば満タンも悪く無いのかもしれません。
これまでのテストは2秒毎に1発撃つゆったりした計測ですが
連射した場合はどれほど結果に違いが表れるんでしょうか。
こちらも後で実験してみたいですね。
次回は「空撃ち」したときの燃費を計測してみようかと考えております。
BB弾の発射の有無で、燃費に差は出るのでしょうか。
差が出るのであればどれくらいなのでしょうか。
興味がございましたらお付き合い下さいませ。
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 23:00│Comments(2)
│燃費・初速チェック
この記事へのコメント
初めまして、興味深く拝見させて頂きました。
経験則からガスガンはガス満タンまで入れない方が良い、とは思っていましたが、データで示されると説得力ありますねー。
近年のガスブロは非常に良く出来ていて、満タン注入でも気化スペース確保するようになっていますし、熱容量の大きなダイキャスト一体の肉厚マガジンになっていたりで、消費の多いガスブロでも安定した作動してくれますね。
経験的には、ガス残量が少ないと連射した時の初速(ブローバックの勢い)の低下が大きい気がするので、射撃間隔が短いとマガジンの熱容量(体積)が大きくてもマガジン内の液化ガスの温度が上がりにくいのかな、と思います。
多分、液化ガスの熱伝導率が低いせいだと思うのですが。
ちなみに、自分はインドアゲームに行く時はガスハンドガンメインで、ガス注入量管理するためにキッチン計りを使ってます。
珍しがられるし、他に使ってる人を見た事がないです(笑)
便利なんですけどねー。
それでは、続きを楽しみにしてます♪
大変な作業だと思いますが頑張って下さい!
経験則からガスガンはガス満タンまで入れない方が良い、とは思っていましたが、データで示されると説得力ありますねー。
近年のガスブロは非常に良く出来ていて、満タン注入でも気化スペース確保するようになっていますし、熱容量の大きなダイキャスト一体の肉厚マガジンになっていたりで、消費の多いガスブロでも安定した作動してくれますね。
経験的には、ガス残量が少ないと連射した時の初速(ブローバックの勢い)の低下が大きい気がするので、射撃間隔が短いとマガジンの熱容量(体積)が大きくてもマガジン内の液化ガスの温度が上がりにくいのかな、と思います。
多分、液化ガスの熱伝導率が低いせいだと思うのですが。
ちなみに、自分はインドアゲームに行く時はガスハンドガンメインで、ガス注入量管理するためにキッチン計りを使ってます。
珍しがられるし、他に使ってる人を見た事がないです(笑)
便利なんですけどねー。
それでは、続きを楽しみにしてます♪
大変な作業だと思いますが頑張って下さい!
Posted by こーた at 2017年01月15日 12:27
こーた様、初めまして。
閲覧、コメント頂きありがとうございます。
言及して頂いた通りのこと、私も実験を通して感じるところがありました。
まず一つにガスブロの進歩で、同じ「ガス満タン」であっても今のガスブロと昔のガスブロでは気化スペースの残り方が大きく違うのではないか、と。
昔のガスガンはユーザーがガスの注入量を加減してあげる必要があり、それが一つの「教え」になって、今に続いているのかなと想像してみたくなります。
私が持っていた最古のガスガンは15年ほど前に購入したマルイM92Fで、今は手元にないため確認できないのですが、注入バルブが今のものより短かったと記憶しております。
このあたりの違いも気化スペース確保のための進歩の一つだったりするのでしょうか。
現在の2秒間隔の発射の場合、ガス残量が減っているときはだいたい10発目前後から初速、ブローバックの勢いの低下を著しく感じますね。
フルストロークのブローバックではなく、辛うじて作動するだけのブローバックという感じです。
連射速度を上げる、もしくは下げるかして、どれほどの違いが出るかも見てみたいと考えています。
ガスガンメインでゲームをする場合、計りは便利になりそうですね。
長物のガスブロも人気なようですし、計りを一つ持っていけば仲間内やテーブルを共にした方とも共有することもできますね。
外部ソースを使わずに競技射撃に参加してる方も計りを持ってガス残量にこだわっていたりするのか、気になるところです。
拙いブログではございますが、今後とも宜しくお願い致します。
閲覧、コメント頂きありがとうございます。
言及して頂いた通りのこと、私も実験を通して感じるところがありました。
まず一つにガスブロの進歩で、同じ「ガス満タン」であっても今のガスブロと昔のガスブロでは気化スペースの残り方が大きく違うのではないか、と。
昔のガスガンはユーザーがガスの注入量を加減してあげる必要があり、それが一つの「教え」になって、今に続いているのかなと想像してみたくなります。
私が持っていた最古のガスガンは15年ほど前に購入したマルイM92Fで、今は手元にないため確認できないのですが、注入バルブが今のものより短かったと記憶しております。
このあたりの違いも気化スペース確保のための進歩の一つだったりするのでしょうか。
現在の2秒間隔の発射の場合、ガス残量が減っているときはだいたい10発目前後から初速、ブローバックの勢いの低下を著しく感じますね。
フルストロークのブローバックではなく、辛うじて作動するだけのブローバックという感じです。
連射速度を上げる、もしくは下げるかして、どれほどの違いが出るかも見てみたいと考えています。
ガスガンメインでゲームをする場合、計りは便利になりそうですね。
長物のガスブロも人気なようですし、計りを一つ持っていけば仲間内やテーブルを共にした方とも共有することもできますね。
外部ソースを使わずに競技射撃に参加してる方も計りを持ってガス残量にこだわっていたりするのか、気になるところです。
拙いブログではございますが、今後とも宜しくお願い致します。
Posted by カイデックス・アウトフィッターズ at 2017年01月15日 14:38