2016年12月19日
燃費・初速チェック マルイM&P9 Vカスタム編その2
こんばんは。前回に引き続きM&P Vカスタムの燃費・初速チェックになります。
今回は練習用に酷使しているVカスでの計測です。
同じモデルでもほぼ新品の状態と撃ちこんである状態でどれほど違いがあるのか見ていきたいと思います。
本来は一つの銃でビフォアとアフターを見るのが一番ですが…
取り敢えず行ってみましょう!
スライドが削れまくってるVカスタム。
数万回のドロウの傷跡です。
スライド右側の方が削れているのはアペンディクスキャリーからのドロウを数多くやっていたからですね。
しかし発射弾数はざっと計算して8千発程です。
亜鉛の黒染めが大分剥げてます。
画像では見えませんがハンマーローラーにもかなりのガタがきています。
スライドの引きは前回のVカスタムよりずっと軽く滑らかなので
そこが燃費にどう影響するか…
今回は15.8gのガスが充填できました。
ガス充填後10分放置したマガジンの表面温度。
それでは測定開始。
環境は前回と同様です。
室温23℃
G&G 0.2gバイオBB弾を使用
ガスはフジカンパニーのHFC134a
ホップは適切な状態です。
一発ごとの発射間隔は約2秒
20発の発射ごとに再装填等で2分のインターバルを設けています。
ガス充填後はマガジンの温めは一切無しです。(再装填等はマガジンの金属部分に殆ど触れずに行っています)
1~20発目
最高初速 63.27m/s
最低初速 59.52m/s
平均初速 61.75m/s
相変わらずの低初速(笑)
マガジンは同一のものなのでハンマースプリングのヘタりでしょうか。
2.9gのガス消費。
21~40発目
最高初速 61.67m/s
最低初速 57.44m/s
平均初速 59.78m/s
早くも平均初速が60割れ。
ですが安定した数値を出しています。命中精度が高いと感じる一つの要因かも知れません。
2.7gのガス消費。
マガジンがグッと冷えました。
41~60発目
最高初速 60.60m/s
最低初速 55.77m/s
平均初速 58.48m/s
2.8gのガス消費。
マガジンの冷え込み具合にしては初速が安定しています。低いなりに(笑)
最終弾のホールドオープンもしっかりとかかっています。
61~80発目
最高初速 60.80m/s
最低初速 53.93m/s
平均初速 57.23m/s
2.6gのガス消費。
過去の計測ではなかったマガジンの冷え込みですね。
各20発間ではさほどガスを消費していないはずなのでこの冷え込みの理由はよくわかりません。
81~100発目
最高初速 59.27m/s
最低初速 52.31m/s
平均初速 55.39m/s
100発目で初めてホールドオープンがかからず。
80発目までかかっていたので十分でしょう。
前回のVカスでは40発目でホールドオープンに失敗していたので
やはり作動性に違いがでていますね。
2.8gのガス消費。
表面温度は過去最低記録。
100~111発目
最高初速 59.64m/s
最低初速 50.83m/s
平均初速 55.17m/s
終始キビキビと作動していましたが111発目でストップ。
終盤の作動不良も特にありませんでした。
15.8gのガスで111発撃てたので、1発あたりのガス消費は約0.142gということになります。
前回のVカスの0.148gと比べると低燃費ではありましたが、
練習用Vカスは平均初速でおよそ1m/sほど前回のVカスより遅いので
スプリングのヘタリで低出力になった分だけ発射弾数が増えたということなんでしょうか。
しかしホールドオープンの確実性は間違いなく練習用Vカスの方が上でしたし、
前回のテストではなかったマガジンの冷えの中でこの数値は評価すべきところなのかもしれません。
次回はこの練習用Vカスにサイレンサーを取り付けてどう影響するかを見ていきたいと思います。
重量物であるサイレンサーをつけると作動性が低下すると言われていますがどうなるでしょうか。
そういえばM&Pの新モデルが明らかになったようですね。
http://www.thefirearmblog.com/blog/2016/12/17/smith-wesson-mp-m2-0/